【小説】住野よる最新作!ほっこりするニュータイプヒロイン。~麦本三歩のすきなもの~

【小説】住野よる最新作!ほっこりするニュータイプヒロイン。~麦本三歩のすきなもの~

ドジで間抜けでお茶目な麦本三歩の日常を描いた本作。

今までの住野よる作品には大きなテーマがありました。

1.「君の膵臓をたべたい」=恋愛

2.「また、同じ夢を見ていた」=人生観

3.「よるのばけもの」=いじめ

4.「か「」く「」し「」ご「」と「」=学園生活

5.「青くて痛くて脆い」=青春(?)

最新作はどのような本になっているのでしょうか?!

麦本三歩のすきなもの

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最新作「麦本三歩のすきなもの」のテーマは、

何気ない日常。

この最新作のヒロインである麦本三歩は、ドジで間抜けで天然で。

良い意味で力の抜けたヒロインを中心に描かれている日常は、うらやましくもあり非常に魅力的に感じました。

今までの住野よる先生の作品では、人生について・社会について・人として何かを深く考えさせるような、強いメッセージ性がありました。

そういう意味では本作は極めて珍しく、社会に何かを訴えかけるというよりかは、物語を楽しめるように重点を置いている気がします。

あらすじ

図書館勤務の20代女子である麦本三歩の何気ない日常。

上司から怒られ、友人と遊び、好きなものを食べる。リアルすぎるその生活はどこか魅力的に映る。

三歩のような日々を送ることができたらきっと楽しいだろうな。そう思いながら手が勝手にページをめくる。

共感したりうらやんだり。気がつくともう麦本三歩のファンである。

日々のストレスで身動きが取れない。やることがいっぱいで頭がパンクしそう。

忙しい現在に生きているわたしたちの小さな息抜きとして、ぜひこの本を手に取っていただきたいと思います。

読めばきっと、あなたも三歩のように前を向いていけるはず。

オススメポイント

今までの住野よる作品には強いメッセージ性がありました。

正直に言うと、「君の膵臓をたべたい」以降の作品はインパクトがあったが、本としての面白さに欠けていたように感じる。

あくまでのこれは主観であり、住野よる作品に対する批判ではありません。

ただ、今までの作品は社会に訴えかけるテーマが強すぎ、物語が重かったように感じます。そのため素直に本を楽しめなかった。

しかし本作は今までの作品とは一線を画します。

社会に何かを訴える。何か重要なメッセージを残すという意味では劣るかもしれないが、背伸びしない素直な生活は非常に好感が持ててかつおもしろい。

程よく力の抜けた話は読み手の肩の力も一緒に抜いてくれます。

住野よる先生の素晴らしいところは、登場人物の人となりや考え方が細かく伝わってくるところだと思います。

役割分担がしっかりしているため、適材適所で登場人物が主人公に絡んでくる。

顔や体形がわからなくても、なんとなくその人をイメージできてしまう。

「麦本三歩のすきなもの」でも、三歩の周りの個性豊かな知人が三歩を鮮やかに彩っています。

個人的なオススメの話は、

「麦本三歩は君が好き」
「麦本三歩はファンサービスが好き」

ぜひ本書を手に取り、温かい格好で、ゆったりできる場所で、ホットミルクでも飲みながら読んでほしいです。

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